蠢蝦螽蟷昆蟲記

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飯豊~朝日

 南会津で土場を堪能した後,米沢市内に移動この時点で19:00時をまわっていた.
夕食にジャンジャンラーメンなるものを食べた.名前からするに醤油系かと思いきや,店主が勧めてきたのは塩ラーメンだった.採集後の疲れた体に染みわたった.



 翌朝,大橋と合流後,飯豊山系を目指す.宮尾の目的であるユキグニコルリを採集するためだ.道中のブナ土場をチェックしたところ,ルリヒラタムシが大量に得られた.
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新鮮なブナの材
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ルリヒラタムシ Cucujus mniszechii

 ポイントに着くと若干小雨が・・・花も濡れていてカミキリには最悪なコンディションである.大橋と宮尾はコルリのポイントへ旅立ったので,私は立ち枯れを見回りながら単独行動に切り替えた.さっそくルリクワガタがお出迎え.1ペアを摘んだ後,飛来してくるナガクチキをキャッチする.
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キオビホソナガクチキとその他.普通種であるが好きな種である.
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ルリクワガタ Platycerus delicatulus

 立ち枯れには他にピドニアやツツシンクイが来ていた.林道を進んでいくと宮尾らの集団を発見.無事にユキグニコルリを仕留めたらしい.昼飯を早々と済ませ,採集を再開.スウィーピングをしているとコブヤハズカミキリが立て続けに2頭入った.
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糞虫屋の山本は終始ウンコを持ち歩いている
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川沿いにはサワグルミが多い.夏季になればオオアオカミキリが捕れることだろう.

 午後もブナの立ち枯れの見回りる.青い甲虫が上の方から這ってきたので掬うと,ルリハナカミキリであった.真夏にしか捕った事がなかったので新鮮な気分になった.同時にルリクワガタを追加.個体数は多いようである.
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ルリハナカミキリ Kanekoa azumensis
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ルリクワガタ Platycerus delicatulus

 ・・・と飯豊山はこんな感じ.カミキリは特筆するような種は得られなかったが,藤沢がカンボウトラを得ていたのがダメージが大きい.

 
 12日は朝日岳方面で採集.道中に急停車して寄った土場ではビャクシンカミキリの死骸を拾う.スギやヒメスギ,さらにはコブヤハズカミキリが得られた.ビャクシンの死骸は大量にあったため,シーズンに足を運びたい.
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ビャクシンカミキリ Semanotus bifasciatus bifasciatus

 ここからは大橋班と沢田班に分かれて行動をした.私は藤沢と共に徒歩で攻める.花はミズキが満開で,ホンドアオバソソハナやマツシタトラが飛来していた.林道脇の湿地ではスゲハムシが大爆発していた.
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見記載のゾウムシを捕って上機嫌な藤沢
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スゲハムシ Plateumaris sericea
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マツシタトラカミキリ Anaglyptus matsushitai

 大橋,宮尾,山本と合流すると,宮尾がかなり上機嫌であった.マグソクワガタを山ほど捕ったらしく,さっそく案内してもらうことに.河川敷の砂地なのだが良く見るとハエのようなものがたくさん飛んでいる.数秒後にそれが全てマグソクワガタだということが分かったのだが,それはそれは恐ろしい数だった.
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マグソクワガタ Nicagus japonicus
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本種は雌が珍品とのことだが,交尾している所を狙えば簡単に得られる.
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カラスアゲハ 春型♂ Papilio bianor


 飯豊~朝日にかけては,天候と時期さえ良ければより多くの虫が捕れたと思う.環境的には申し分なかったので,また訪れようと思う.
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by wriggle00 | 2011-06-16 08:44 | Insect collecting