2013年 02月 04日
伊豆半島黒化型姫蝸牛被採集記
2月3日
F沢達にクロカタビロ掘りに誘われたが,社会人になる前に掘っておきたかったマイマイが多数残っているので,そちらを優先して行ってきた.
テストの憂さ晴らしとして,今回は伊豆半島の通称「イズマイマイカブリ」と呼ばれている個体群を殲滅しに向かう.ボウソウマイマイ,モンローマイマイの様に関東地方の半島部分に生息するヒメマイマイカブリは黒化する傾向があり,体形もよりホンマイマイカブリに近づき,大型の個体が多いことが特徴だ.富士産の黒化したマイマイは採集済みであったが,伊豆の個体は持っていなかったので絶対に抑えたかったのだ.ポイントは適当に勘で選定.
前日から3月下旬並みの気温で半袖一枚でも過ごせる位の陽気であった.ヒートテックを着てきたのは本当に間違いであった.
到着!ここを超えればマイマイに会える!!
厚木から二時間半ほどかかったのだが武者震いが止まらなかった.電車を降りた瞬間.ポイントに走る.伊豆には大規模な河川敷を有する河川は少ないが,規模が小さくてもマイマイカブリは居るので通常の河川での採集と大きな差は無い.まず最初に赤腐れした材が転がっていたので,ピッケルで一撃を喰らわす.眩い蛍光イエローの2対の紋が姿を現した. オオヨツボシゴミムシ Dischissus mirandus Bates, 1873.
幸先が良すぎる.一掘り目でオオヨツを出したのは初めてだった. ヨツボシテントウダマシ Ancylopus pictus asiaticus Strohecker, 1972.
こいつらも一緒に集団越冬していた.ヨツボシ同士馬が合うのだろうか.
オオヨツはもはや河川敷の定番だが.捕れると士気が非常に上がる虫だ.気を良くしてイズマイマイの討伐を再開.ヒラタクワガタの残骸が沢山詰まった倒木があったがクワガタなどどうでもいいので捨て置く.すぐ隣のエノキのフカフカな倒木を何気なく「ボフッ」とやると,漆黒のエリトラがエリチラしていた. キタキタキタキタキタキタキタキタキタキタキタ~! ヒメマイマイカブリ(イズマイマイ) Damaster blaptoides oxuroides Schaum, 1862.
うっほぉ~黒い黒い!最高にかっこいい.脳汁が出てしまいそう.この倒木からはもう一頭得られた.引き続き木を探して削るが,先ほどの個体から追加を得られずかなり歩いてしまった.崖も倒木も少なくおまけに河川敷もほぼ無いため,一端昼食をとりながら休憩. 富士山がかなり綺麗に見えた
景色を見ながらの食事は非常に美味い.おまけに春の陽気で気持ちいい.まったり飯を食べるのもいいなあ・・・とふと対岸を見ると大規模な崖があるではないか!・・・この瞬間に昼食は終了.丁度近くに橋があったので助かった. これがその崖.マイマイの為に用意されたような崖ではないか!
予想通り,一撃するとぽろっとアオオサが.2掘り目であっさりマイマイが出現.す・・・素晴らしい物件だ! デカイッ!この個体は48mmだった.50mmに近くなると迫力が違う.
この崖は凄かった.30cm置きにマイマイが入っている状況だった.20exsを追加した所で採集終了とした.同崖からはヨツボシゴミムシ,オオヨツボシゴミムシ,ノグチアオゴミムシ,アオゴミムシが得られた.採集時間はトータルで3時間程だったがかなり満足のいく採集であった. このポイントの色彩は全てが黒色個体.想像以上の黒率. 一部を並べてみた.大型甲虫の独特な香りがたまらん オオヨツボシも室内撮影.やっぱりかっこいい マイマイカブリは奇形個体が良く出る.イズマイマイの触角異常個体.左触角の先端が二又に分岐している.
F沢達にクロカタビロ掘りに誘われたが,社会人になる前に掘っておきたかったマイマイが多数残っているので,そちらを優先して行ってきた.
テストの憂さ晴らしとして,今回は伊豆半島の通称「イズマイマイカブリ」と呼ばれている個体群を殲滅しに向かう.ボウソウマイマイ,モンローマイマイの様に関東地方の半島部分に生息するヒメマイマイカブリは黒化する傾向があり,体形もよりホンマイマイカブリに近づき,大型の個体が多いことが特徴だ.富士産の黒化したマイマイは採集済みであったが,伊豆の個体は持っていなかったので絶対に抑えたかったのだ.ポイントは適当に勘で選定.
前日から3月下旬並みの気温で半袖一枚でも過ごせる位の陽気であった.ヒートテックを着てきたのは本当に間違いであった.
厚木から二時間半ほどかかったのだが武者震いが止まらなかった.電車を降りた瞬間.ポイントに走る.伊豆には大規模な河川敷を有する河川は少ないが,規模が小さくてもマイマイカブリは居るので通常の河川での採集と大きな差は無い.まず最初に赤腐れした材が転がっていたので,ピッケルで一撃を喰らわす.眩い蛍光イエローの2対の紋が姿を現した.
幸先が良すぎる.一掘り目でオオヨツを出したのは初めてだった.
こいつらも一緒に集団越冬していた.ヨツボシ同士馬が合うのだろうか.
オオヨツはもはや河川敷の定番だが.捕れると士気が非常に上がる虫だ.気を良くしてイズマイマイの討伐を再開.ヒラタクワガタの残骸が沢山詰まった倒木があったがクワガタなどどうでもいいので捨て置く.すぐ隣のエノキのフカフカな倒木を何気なく「ボフッ」とやると,漆黒のエリトラがエリチラしていた.
うっほぉ~黒い黒い!最高にかっこいい.脳汁が出てしまいそう.この倒木からはもう一頭得られた.引き続き木を探して削るが,先ほどの個体から追加を得られずかなり歩いてしまった.崖も倒木も少なくおまけに河川敷もほぼ無いため,一端昼食をとりながら休憩.
景色を見ながらの食事は非常に美味い.おまけに春の陽気で気持ちいい.まったり飯を食べるのもいいなあ・・・とふと対岸を見ると大規模な崖があるではないか!・・・この瞬間に昼食は終了.丁度近くに橋があったので助かった.
予想通り,一撃するとぽろっとアオオサが.2掘り目であっさりマイマイが出現.す・・・素晴らしい物件だ!
この崖は凄かった.30cm置きにマイマイが入っている状況だった.20exsを追加した所で採集終了とした.同崖からはヨツボシゴミムシ,オオヨツボシゴミムシ,ノグチアオゴミムシ,アオゴミムシが得られた.採集時間はトータルで3時間程だったがかなり満足のいく採集であった.
by wriggle00
| 2013-02-04 20:50
| Carabidae